平成21年度
テーマ:「好塩性植物による塩類集積土壌の修復」
原理:好塩性植物はNaClを選択的に吸収するため、土壌中のNaCl量、植物中のNaCl量を計測して確認する。
目的:植物に塩類を集積させることで、土壌環境の改善を行えるかを検討する。
操作:アイスプラントという好塩性植物を一定温度(25℃)で21日間、NaCl量を変化させた土壌で培養し、
Naを抽出してNaCl量を変化させた土壌で培養し、Naを抽出してNaCl量を測定する。
結果:今回の実験では培養期間が短く、通常の土壌を利用したため断定はできないが、
初期段階の塩類集積土壌の修復には有効であると推測した。
総括:稲や小麦、レタスなどでは90mMのNaCl量で成長量が半分であるのに対し、
アイスプラントは400mMでも生育可能であったため、除塩植物としての可能性は十分秘めているといえる。
平成22年度
テーマ:「好塩性植物による塩類集積土壌の修復」 培養期間の延長や、使用土壌、NaCl濃度の変化を検討中。 興味持ったひとは実験室で・・・(^O^)/